やや鮮度の落ちる情報ではあるが、クリフ・リーがレンジャーズに放出され、マリナーズは4人のプロスペクトを得た。
先発陣の強化をねらうレンジャーズは、ロイ・オーズワルトの獲得などが噂されていたが、まさかの同地区のマリナーズからのリー獲得である。
通常、再建に入るチームが選手を放出する場合、最低でも他地区、できれば他リーグに放出することが当たり前となっている。
それを同地区のレンジャーズに放出したということは、マリナーズは完全に優勝をあきらめたと見ていいだろう。
マリナーズが獲得した選手の目玉は、ジャスティン・スモーク一塁手である。
この若いスイッチ・ヒッターは将来的に3割20本を期待される選手であり、場合によってはパワーはさらなる向上が見込めるとの見方もある。
……のだが、メジャー1年目の今期は期待を裏切っており、出塁率が打率を1割以上上回っているにもかかわらず、OBP.316で、長打率も4割に届いていないなど活躍には若干の疑問符をつける声があるのも確か。
まだ1年目で答えを出すのは早すぎるだろうが、投手優位のSEAで成績悪化とならないかが心配だ。
もったいないなぁと思うのが、ヤンキースのオファーを蹴ったこと。深刻な捕手の力不足に悩むマリナーズに、強打の捕手、モンテロをオファーしていたヤンキースの要求を呑んでも良かった。
捕手としてはダメでも、一塁に転向させて大砲としても育てることが可能な選手だっただけに、実にもったいなく感じる。
ちなみに、リーは移籍後初登板でオリオールズ相手に苦戦。9回を投げきったものの、6点を取られている。
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