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ガヤードは本当に成長したのか?

ミルウォーキー・ブルワーズの期待株、ヨバニ・ガヤードは荒れ球投手として知られている。
ガヤード
昨年は奪三振率が9.89という高率ながら、与四球率も4.56で、与四球94はリーグワースト2位。
登板ごとの波もあり、将来有望ながら、エースとなるにはもう数年かかるのでは?とみられていた。

ところが今期は好調で、試合ごとの波はややあるものの、防御率は2.56でエースの働きを見せている。
今年で24歳のガヤードの飛躍の原因を追ってみよう。

今期までの彼の成績。fangraphsから転載。
ガヤード stats
クリックで全体を見ることができる。

荒れ球ぶりは相変わらずで、昨年ほどではないものの、今期も与四球率(BB/9)は3.88とかなりの高率だ。
対して、奪三振率(K/9)も昨年を上回り、驚異の9.91。これはメジャー全体でも4位というすばらしい成績。
与四球率もメジャー16位だが、これだけ三振をとれればランナーはいっこうに塁を進めることはできないだろう。
実は、ここまでの数字は昨年とあまり変化がない。では、彼の好成績の要因は何なのだろうか?

本塁打以外の打球がインプレーになった確率を表すBABIPは投手の運を表すとされる。ガヤードはこの数字はリーグ平均程度で、今年運に恵まれているとは考えにくい。
残塁率(LOB%)にも大きな変化はみられず、特にピンチに強くなったわけでもない。
では、もう少し数字をたどってみると、一つ劇的に改善されている数字があることがおわかりだろう。
HR/FB。フライになった打球が本塁打になる確率を表すこの数字が、昨年と比べて飛躍的によくなっているのだ。
昨年の値は12%だったが、今期はわずか6%。これは全体18位の好成績で、大いに賞賛に値する。

昨年も目立つほどの欠点ではなかった被本塁打率が改善されたことで、防御率が改善されたとするにはやはり少々無理がある。
要因の一つにはなり得るだろうが、30本も浴びていたわけでもないし、それだけが原因とは考えにくい。

もう少し数字をたどってみた。
昨年の対右被OPSは.752。左OPSは.652。これが今年はそれぞれ.534と.705に変化している。
右が改善したのに左が悪化したのは残念だが、対戦機会が多い右打者の数字がよくなっていることには大いに注目すべきだ。平均も.02ほどよくなっている。
OPSというのはもっとも得点に相関があるといわれる出塁率と長打率を足したものだから、この数字が改善することによって防御率がよくなるということはおおいに考えられると思う。

苦手にしていた右打者を克服し、リーグ有数の三振をとれる投手になり、本塁打を打たれない投手になった。
このまま成長し、エースとなって独り立ちすることができるのか、それとも調子を落としていくのか。
ルーキーから成熟を遂げた若手にも注目していきたいところだ。
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テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

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